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2023/07/26

【広報メディアマネージャー Yuki】YouTubeにテロップが必要なワケ!

こんにちは!

ワーホリキャリア.comの広報メディアマネージャーのYukiです。

 

突然ですが、

わたくしの文章をこのようにお読みになっている皆様は兎角読み物がお好きということでしょうか?

 

昨今、若者の文字離れが進み、日常での些細な疑問もYouTubeで検索することが多いのだそうです。私が日頃から配信するYouTubeも「Z世代」と呼ばれる彼らに好かれる編集を心がけています。そのために効果音をつけたり、衝撃の事実を示唆するタイトルを付けたり、あの手この手で彼らの心を掴む手法を試すのですが、何よりも大事なのが「テロップ」だと言われています。テロップとは画面上に出てくる文字のことで、「テレビジョン・オペーク・プロジェクター」(Television Opaque Projector=テレビ投射映写機)と呼ばれる装置の商標名が由来です。そして、言わずもがな、私が編集で最も嫌いな作業がこのテロップ入れとなります。たった10分のビデオでも文字色などに拘ると、テロップだけでも3時間を要することがあるのです。

 

では、そんな「テロップ」を憎んでまでして、一体なぜ、巷のYouTuberはそれを編集に取り込むのでしょうか?

本日はその利点を4つほどご紹介いたします。

 

1.    音を出さずに倍速君

最も目から鱗だったのがこちら。世の中には電車など公共の場で音を出さず動画を1.5倍速などにして視聴する「音を出さずに倍速君」という類の人間がいるそうです。個人的には、「何が見たいのやら」と小言の一つや二つ言いたくなりますが、そういった試聴をする人にとってテロップは欠かせないものとなり、はたまた、その層の視聴者を獲得するには私のメンタル崩壊の3時間は捧げるべくして捧げるものなのかと自分に言い聞かせています。

ここで疑問として浮かび上がってくるのは、文字離れが進む昨今、音を出さずに文字だけを追うというこの試聴方法は、我々の識字能力をどこへ連れて行こうとしているのか?です。―これはまた別の研究と別の機会でブログにすることにしましょう。

 

2.    スライド早送り子ちゃん

「音を出さずに倍速君」とは違い、世の中にはYouTube画面の下側に位置するバーをスライドさせて先を急ぐ「スライド早送り子ちゃん」という視聴者が存在することをご存知でしょうか?こういった層にもまさにテロップは一役買ってくれるのです。

「スライド早送り子ちゃん」達はバーをスライドさせながら知りたい情報が言及された箇所を探しにいくような試聴方法を取るので、早送りの段階でテロップが彼らの目に留まれば、指を離してその箇所で立ち止まってくれます。しかし、動画自体にテロップがないとどうでしょうか?「スライド早送り子ちゃん」達は「もっての外」と、欲しい情報を探す試みさえしてくれないでしょう。テロップは、情報を弾くために使われるというなんとも皮肉な存在なのですね。

 

3.    ダウンタウン好き世代さん

「音を出さずに倍速君」は音不要の完全テロップ依存型。「スライド早送り子ちゃん」はテロップ活用の情報選択型。両者とも何らかの要素を排除して視聴するタイプでしたが、「ダウンタウン好き世代さん」もまだまだ世の中には台頭していると信じています。この手の人たちは1990年代にかけてテレビにテロップが出現したことを明確に記憶していて、文字の形や色でスタジオ出演者の話しを120%楽しんで来たのです。

       スタジオ出演者が笑えばテロップには効果が付けられ踊り出すよう動き、誰かがボケれば「ふにゃ」っとしたフォントがそれをもっと表現してくれる。ツッコミが入れば、キリッとしたフォントが「ふにゃ」っとしたフォントに覆い被さり、出演者の演出を最大限にしてくれます。このようにして、あのダウンタウンはテロップと共に一世を風靡したのです。

       YouTubeテロップは「ダウンタウン好き世代さん」層に動画をより楽しむために期待され、配信するビデオの良さを120%まで底上げしてくれるはずなのです。

 

4.    今なんつっ太郎

最後はテロップの存在が「今なんつっ太郎」達の理解を深めるという利点があるということです。「メンタリストDAIGO」こと、本に囲まれながら人間の心理に関する情報を話すあの有名な青年は、通常の話す速度がすでに1.75倍速の喋り口調です。本人曰く、それも理由があっての喋りだと発表していますが、私も彼のチャンネルを見るたびに「え、今なんつった?」と母国語のリスニングに苦労しています。しかし「メンタリストDAIGO」のチャンネルでは一切テロップを入れない方針を固めています。3時間のテロップ入れに心が折れそうになり、今一度その大事さを肌で感じたければ是非一回は見るべきチャンネルです。恐らくその大切さを痛感し、3時間を乗り切ることができるはずです。

早口のYouTuberだけでなく、マイクの質が悪くて聞こえづらい場合や、同時に数名の人間が話す動画で誰が何を話しているのか把握できない場合にもテロップは役立ち、「今何つっ太郎」たちの心を打つはずです。

 

以上の点から、私の3時間は少しずつ考え方次第で報われそうな光が見えてきました。しかしテロップ作業に3時間を要し、あまつさえ、ジェットカットと呼ばれる会話の不要な間をカットして必要な部分だけをつなぎ合わせる作業に2時間弱を要し、効果音挿入、イントロ挿入、BGM選定に諸々時間を要すとなれば、相当の忍耐力がある人でないと編集は地獄の職業といえます。

 

とはいえ、私はそれでも、これを1日中やれるほど好きなのですが。

自分のことが一番わからないもので、誰か私の感情にテロップを入れて下さい。

 

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引用文献

1)森川 俊生,テレビを変えた文字テロップ― 30 年の変遷に見る地上波番組の質的変化―(2020)
2) ,  NHK バラエティ番組に見る文字テロップの変遷 ―テレビにおける表記実態と機能の分化(2013)

参考URL

[1]  YouTube動画編集におけるカットのコツ3

https://freeblog-video.com/cut/#:~:text=ジェットカットはジャンプカット,にくい編集になります%E3%80%82